2022年10月11日スタートのTVアニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマを米津玄師さんが担当するというニュースが発表され、話題になっています。
米津玄師さんといえば、音楽だけでなく絵画やダンスも高く評価され高い人気も得ています。
その人気は、独特の世界観に由来していると言われています。
その人気の理由である独特の世界観は、文学や落語、ジブリにも影響を受けているという話があります。
今回は、そんな米津玄師さんの人気の理由とされる独特の世界観について調べていきます。
目次
米津玄師はなぜ人気?
彼は、今や日本の音楽界に欠かせないアーティストとなりました。
子供から大人まで幅広い分野で人気を集め、海外からも多くの支持をうけています。
なぜここまで人気が出ているのでしょうか?
米津玄師の独特の世界観!
米津玄師さんがなぜこれほどまでに人気を集めているのかについては、いろいろな説がありますが、その一つに「独特の世界観」というものがあります。
確かに、米津玄師さんの楽曲は、その音やテンポなどのメロディや歌詞の言い回し、歌い方なども独特ですよね。
そんな独特の世界観は何によって作られたのでしょうか?
理由① 米津玄師は文学に影響を受けている?
読書家としても知られる米津玄師さん。
楽曲「カムパネルラ」は、宮沢賢治の銀河鉄道の夜に登場するキャラをイメージして作られたとも言われていますし、中原中也なども読まれるという話もあります。
米津玄師がインタビュー等で影響を受けてるとよく言ってるのは宮沢賢治
— 真下 (@sita_613) April 4, 2020
他にも中原中也の名前を上げたりしてる
独特の言い回しなどの言葉の選び方も、この文学の影響を受けているかもしれませんね。
さらには、米津玄師さんの楽曲は物語性があるとも言われています。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の様な、現実と物語の曖昧さや、視聴者に想像させるテクニックも文学からの影響は強そうです。
米津玄師作品は、どれも物語性を感じられるので好きです。
— 撫子@SPD (@takatukilovers) October 30, 2020
歌詞に度々出て来る「昏い」という文字遣いが好き。明確な「暗い」より曖昧さを含んでいて情緒を感じる✨#米津玄師
— くるみ (@kulumi244) October 9, 2020
いろいろな事を想像させる中毒性のある歌詞と歌声がココロを掴む #米津玄師 MV「Lemon」 https://t.co/Wer0L8LXpG
— Patrick Redfield (@sinsekai2013) February 28, 2018
理由② 米津玄師は落語に影響を受けている?
米津玄師さんは、落語をモチーフにした「死神」という楽曲を作っています。
米津玄師さんは、インタビューの中で、
「落語は前から好きなんです」
と言っていました。
「死神」という演目には「アジャラカモクレン テケレッツのパー」という印象的なフレーズがあって。死神を追い払う呪文みたいな言葉で、人によっては「アジャラカモクレン」と「テケレッツのパー」の間にいろんな言葉が入るんです。その言葉の響きが非常に好きで、これを音楽にしたら面白いんじゃないかなというところからカジュアルに作っていったら、こういう感じの曲になりました。
文学だけでなく、落語にも造詣が深いんですね。
しかもそれを、曲にしてしまう辺りが米津玄師さんの凄さなんですかね。
もしかしたら、米津玄師さんの楽曲のテンポの良さは、落語特有のテンポに影響を受けていたりして?
とも考えてみましたが皆さんはどう感じますか?
理由③ 米津玄師はジブリに影響を受けている?
米津玄師さんは、ジブリにも影響を受けているという話もあります。
以前よりジブリ作品が好きだと公言している米津玄師さん。
例えば“飛燕”が『風の谷のナウシカ』からインスピレーションを受けた曲であると公言するなど、ジブリから多大なる影響を受けている様子。
確かにジブリ作品は人気ですし、私も良く観ます。
ですがそのジブリに影響を受けているとはどういうことでしょうか。
米津玄師さんは、小学校5年生の時に初めて観たスタジオジブリ映画『千と千尋の神隠し』が、未だに自身の音楽制作に影響を及ぼしていると言います。
米津玄師さんはインタビューの中で、
「(宮崎監督は)どういう事を考えながら映画を作っているんだろう? めちゃくちゃ変な人なのに、子どもにも残るようなものを作れるって、本当に宮崎監督への興味が尽きなくて」
と、宮崎駿監督に強い興味があることを語っています。
宮崎駿監督も自分も、基本的にペシミスティック(悲観的)な考え方の人間と語る、米津玄師さん。
そんな悲観的な考えの持ち主である宮崎駿監督が、なぜ子供の心に残る作人が作れるのかを考えているそうです。
ある人はこんな風に言っています。↓↓
ポップソングは息をするように嘘をつくんだが、現実とは乖離していない、境目がぬるま湯な点で米津玄師天才っすね。完全に作り込まれた非現実なんだけど、描写が的確すぎて情景が浮かんできてしまうんですね。ドラマを超えた物語を感じてしまう歌詞は反則ですよ。
— shun masuda (@shunmasuda1226) July 17, 2020
難しい言い回しですが、米津玄師さんの作る作品は非現実的だけども、その表現が的確すぎて想像できちゃうってことですかね。
しかも、その現実味のある非現実世界(?)を作るためには、俯瞰的で悲観的な目が必要という意味で、宮崎駿監督に通じるものを感じているのかもしれません。
子どもは空想と現実を行き来する生き物ですが、米津玄師は自分で作り上げた街や箱庭やその住人達と自由に交流でき、https://t.co/VVPsJ5Knd3は果てしない宇宙を駆け回っては新しい世界と歴史を開拓し、lasahは物語と現実の間にいる美しい歌声をもつ妖精なんですよ…自分でも何言ってるか分かんねぇ……
— どるむ 未来A BEAUTIFUL STAR (@do36_2ri) July 22, 2018
何か難しい話になってしまいましたが、ジブリ作品も米津玄師さんの作品も、独特でありながら想像できやすい世界観を作るという点で、影響を受けているのかもしれません。
【なぜ】米津玄師が人気の理由3選!ジブリが大きく影響している?まとめ
いかがでしたでしょうか。
米津玄師さんは、今や日本を代表するアーティストの一人です。
その人気の理由の一つである独特の世界観は、文学や落語やジブリに影響を受けているのかもしれませんね。
懐かしくも新しく感じる米津玄師さんの作品。
これからもさらなる活躍が期待できますね。