summary 2012

2012.7.15 Symposium

2012年度プログラムのキックオフとして「途上国ものづくりの実践者たちから学べること」と題したシンポジウムを開催した。当日は前回優勝チームであるWanic,Linkwatt,SANSHIROに加え,日本発BOPビジネスの草分け的存在である日本ポリグルの小田兼利氏、昨年までユニセフ東ティモール事務所代表を務められていた久木田純氏をゲストに迎え、東南アジアの発展途上国「東ティモール」という国を舞台に、途上国に本当に必要とされるものづくりのあり方を考察した。

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2012.7.29/8.4 Kick-off workshop

今期プログラム最初のワークショップでは経験豊富な専門の講師をお呼びし、「観察」「デザイン」「ビジネス」という3つの切り口から、途上国ものづくりで大切なマインド・技術の基礎を学んだ。そしてそれら学んだ知識を体系化するため、巣鴨もを舞台にした高齢者のための社会課題解決案を考えるワークショップを行った。社会的な課題を自分なりに発見し、クリエイティブな解決方法を考え、そのアイディアを形にする一連のプロセスを1日で体験することで、来るフィールドトリップに備えるのが狙い。
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2012.8.11~19 Field Work@East Timor

シンポジウムやワークショップを通じて理解を深めて来たメンバーが、それぞれの仮説と思いを高めながら現地調査に入った。現地コミュニティーと共に生活する中で、その風景に潜む生活課題を探しながら、随時プロトタイプを行い仮説の構築と検証を繰り返した。また生活環境を缶サルすることで、モノを生むための素材や技術、人を把握することで最終的なビジネスモデル構築への足がかりとした。
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2012.8~9月 Brush Up Workshop

有志参加者がフィールド調査で観察した現地の情報をチームで共有し、現地に行った人とそうでない人、両者の視点で再度理解を深め、課題を抽出していった。そして課題を解決するプロダクトとそれを普及させるビジネスモデルを考え、実際に製品のプロトタイプ作りに取り組んだ。その後プロダクトおよびビジネスアイディアをスキット(寸劇)の形でまとめて発表し、国際開発やビジネスなど様々な分野の専門家らからメンタリングを受け、プラッシュアップしていった。

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2012.12.09 See-D Contest 2012 最終審査発表会

東ティモールへのフィールド調査から3ヶ月。去る12月9日に第2回See-D Contestの最終審査会が開催された。
第2回SeeD Contestのテーマは現地との協業。ワークショップから参加している6チーム31名は、8月、9月の2回にわたる東ティモールでのフィールド調査に加え、10月、11月に現地で案内役を勤めてくださったモルジーニョさん、マーフィンさんがそれぞれ来日し、そのつど意見交換を続けてきた。加えて最終審査会で発表する3チームもみな途上国でフィールド調査済み。そんな活動の軌跡を反映してか、各チームとも現地に根ざした具体的な製品・ビジネスの提案が相次いだ。

当日審査員を務めたのは、日本ポリグル株式会社の小田兼利会長、そして、2003年から東ティモールへマイクロクレジット融資を続けているマツバファンド代表の松葉由美子様。加えて、第1回SeeDコンテストの参加チームであるWanic、LinkWatt、SunnySideGarageの各チームの参加メンバーも審査に加わった。

「どのチームの製品も素晴らしく、優勝チームを選んだといっても、それは半分運だと思ってほしい。」と松葉さんが強調していた通り審査は困難を極めた。

最終的に賞に選ばれたのは下記のチーム:

最優秀賞     TranSMS

優勝賞   Real Sketch 、大阪大学OUEST

会場賞   TranSMS

先輩賞      4-d

TMJ

表彰後、黒川先生から「ぜひこの活動を海外で実践してほしい。グローバルで活躍してほしい。」との激励を、小田会長からは「東ティモールにとどまらずもっといろんな国で活躍を。もっと現地で実践を。」と喝をいただいた。

発表会後、さっそくネクストステップの相談や、来場者との情報交換があちこちのチームで行われていた。9チームの活動が、この発表会にとどまらず、実際に途上国の現場に届くものになるように、SeeD実行委員一同も全力でサポートしていきたい。

各チームの詳細はこちらから