【9月20日】フィールドワーク4日目

【9月20日】フィールドワーク4日目

ピティリピ村でのフィールド調査も3日目に入った。
今日も早朝からワイン製造所へ行くグループ、東ティモール東端の無人島ジャコ島へ向かうグループ、引き続き村内の調査をおこなうグループ、とそれぞれのグループが動きだした。

私は、ほとんどと言っていい程産業の育っていないピティリティ村で、モノづくりを行っている人達を訪ねてみた。

しかし村では高価で売れないということと(写真の棚は$300)、ロスパロス等の町のマーケットで売る程の数が作つくれていないということで、現状は自宅で自ら使っているだけとのこと。ただ、4〜5個程度作りためて町に売りにいきたいという希望はあるようだ。
ちなみにこの村では、家や家具はほとんどが自分たちで簡易に制作して使っているので、しっかりした作りの家具を見ることは少ない。

次に訪れたのは、東ティモールの数少ない伝統工芸品であるタイスをつくる家。
タイスをつくる高床式の狭い一室の中で、女性がタイスづくりに励んでいた。
彼女がつくっていたのは、結婚用のタイス。私たちが村から頂いたものよりかなり大きいもので、女性用のタイスは服として着るらしい。
このタイス2つが牛一頭分とみなされ、新郎側が結婚時に新婦側の家族に献上するらしい。
村で最も活発に作られているのはおそらくこのタイスだろう。
その後も、若者の生活のインタビューを行ったり、村の中では割と裕福とされる家を訪ねてみたりと、これまで調査ができていなかった対象を中心に生活の様子を伺った。
夕方には、先日川でワニに襲われ、若くして命を落とした村の女性の葬儀があった。葬儀には村全体から多くの人々が参列し、我々も一緒に参列させて頂いた。

村の調査も、3日目にもなると最初は断片的にしか把握できなかった村の生活に関する情報も、それぞれが少しずつ繋がってきて全体像が見えてきているのを感じる。
明日はいよいよピティリティ村訪問の最終日だ。

最後に今日のベストショット。
村の女性が水汲みに行く時の状況を体験する小野さん。
頭で支えるカゴには合計8キロの水(最大。普通は4キロ)が入っていて、首に負担がかかってかなりきついです。1キロ程この状態で歩く人もおり、体験するとそのきつさがわかる。